|
積み木 |
|
木で味わう、本物を作る喜び |
積み木のよさ、それはとても奥が深いです。
積み木で何か積み上げて作るとき、ブロック、紙などで作るより、存在感があり、ぬくもりがあり、エネルギーや温かさを感じることができます。
そして触った感触、うっすらと漂う木の香り・・・。
そこには、自分で作った本物の存在感があるのです。
見て、嗅いで、触れて、感じる芸術的な遊びなのです。 |
|
積み木で遊べない日本人 |
積み木がはじめての玩具
初めて子どものために作られたおもちゃは、フレーベルが作った恩物という球状の木の玉でした。
今でも、フレーベルの積み木として広く使われています。
子ども遊びのための「道具→おもちゃ」ですが、
その第一号が積み木だったのは、積み木が遊びの重要な役割りを果たすと考えられ、今まで世界中の子ども達が遊んできたからこそ積み木が存在するわけです。
日本人の積み木は・・・ひらがな積み木?
保育していても、積み木を上手く使って遊べない子は多い。
それどころか、積み木の遊びを一つも思いつかない保育士さえいます。
あなたは積み木で何をして遊びましたか?
文字や数を覚えるために、おもちゃに書き込んだひらがな積み木はいろいろなところで見かけますが、本当に良い積み木のある家庭はかなり少ないです。
あまり日本人になじんでいない積み木。
頭を柔らかくすると、色んな遊びを思いつきます。
積み木は五感で知るおもちゃ。
いい積み木を手にとって触りながら、感じながら、心を解き放って表現してください。
|
|
特性をしろう、数学的にあそぼう。 |
特性を知るあそび
まず、触ってみる
↓
並べてみる
↓
積んでみる
↓
同じ大きさを集めてみる
↓
数えてみる
これだけでも、遊べます。
そんなことをしているうちに、何か思いつきませんか?
思いついたものを作ってみましょう。
立体的でなくても、平面でも遊べるよ!
積み木はそれ自体立体的なので、立体的なものを作ろうと思いがちですが、
それ自体が固定概念にとらわれてます。
平面に並べるだけでも遊べるのです。
模様を書くように、並べてみる!
これは、モザイク遊び、シンメトリーとよばれ、ヨーロッパでは一般的な遊びです。
ネフ社の積み木などは、こういう遊びのための積み木がたくさんあります。 |
|
美しい組合せのモザイク遊び |
モザイク遊びは色んな要素が含まれる
積み木で色んなものを作り、家や車、街、タワー、船・・・
もちろんこれも立派な遊び!
積み木で色んなものが作れるようになったら、それは素晴らしいことです。
ここでは、日本人にはあまり馴染みのないモザイク遊びやシンメトリーについて、
説明します。
モザイク遊びのよさは、形、色、計算された組合せでありながら、自在に表現し、オリジナルな模様を作りだすことができるのです。
同じてチェック模様でも、白と黒、赤と黒、赤と緑、赤とピンクでは、全然違う表現になります。
その色合い選びも、繰り返したり、他の子の作品を見たりすることで、今度はもっと美しく、キレイにという心が芽生え、素晴らしい作品になるのです。
数学的経験で模様をつくる
そして四角を基準にした模様か、三角を入れるか、多角形にするか、それを考え、またある一定の枠に収めなければなりません。
足し算、引き算を直接しているわけではありませんが、このとき、子どもの頭の中では感覚的にたくさんの数学的要素を計算しているのです。
これらは、数学を体感しながら感じられる遊びで、数を認識する上ではとても大切な基礎なのです。
子どもと一緒に大人も遊び、視野を広げてアタマを柔らかく
もし、あなたが、積み木の遊びをあまり経験していなくて、子どもに与えるのを迷っていたら・・・
そんな人こそぜひ一緒に遊んで欲しい。
子どもと一緒に遊ぶ、
こんな素晴らしいことはありません。
自分に経験がなければ、あなたも子どもと立場は同じ。
同じ目線で遊ぶことができます。
その時間は、皆にとって、貴重な時間となるはずです。
はじめての積み木の選び方
心得1 美しいと思うものを迷わず買う
心得2 人の温かさや香りのあるものを選ぶ
心得3 想像を妨げる、文字や絵のあるものは選ばない
木の素材、色、形、数・・・
遊びのパターンと同様に積み木の種類も本当にたくさんあります。
そこで、選ぶポイントは美しいと感じるもの。
これから美しいものを作り出そうとするのだから、美しいと感じるものを選ばなくてはいけません。
赤ちゃんだったら、握りやすいもの、角のないもの、塗料の安全なものなどを基準にしましょう。
|
|
自由に作れる積木です
手触りの良いもの、長く使えるものを選んでみました。 |
お値段は高いですが、ネフの積木はとてもいいものです。他にはない美しさがあります。
|
|