楽しく食べる工夫を!
よくやりがちな遊び食いも楽しく食べるためには必要と考え方を変えて利用してしまいましょう。大人も一緒にそれに乗ってしまうと結構楽しいです。確かにお行儀が良いとはいえないかもしれませんが子どもの視点から物を考えるきっかけになるかもしれません。けれどダラダラ食いはやめましょう。あんまり長くなるのならいったん食事をやめるようにして、メリハリをつけましょう。
どうせ食べない・・・ではなく食べてくれるかもしれない、食べたらいいな位の気持ちで。
食べないものをわざわざ作るなんてこれほど面倒くさいことはありません。子どもに合わせなくてもいいのですが、子どもは嫌いでも自分が好きなものをつくり子どもにも食べてねと勧めお皿にとってあげる。けれど嫌いだから食べない・・・それならば横取りしてしまいましょう。「食べないの?あっそう。じゃあちょうだい」ともらってしまうのです。これが結構効果的でもともと子どもは独占欲の強いので自分の物であるお皿から取っていかれてしまうと「嫌だ」と思い食べようと思ったり、他の人がおいしそうに食べていると「もしかしたらおいしいのかもしれない食べてみよう」と思ったりします。100%の効果があるとは言えませんが、押してもダメなら引いてみて的な考え方でトライしてみてください。
嫌いなものは嫌いなものとして受け入れる努力をしましょう。
保育士として仕事をしていた頃、私は「食べられないものは箸をつける前に言ってね」といつも言ってました。そしてここでのポイントは、どんなに嫌いなものであっても「無理しなくていいからもし食べられたら食べてね」とほんの少しだけお皿に残すことです。もし、食べてみようかなと思った時にお皿になければ口にはできません。けれどお皿に少しでもあれば食べるチャンスはあります。けれど、ここでは食べなくてもいいことが前提。残していいものとしておいてあります。
よく「少しなんだからたべなさい」「これくらいなら食べられるでしょ」と押し付けてしまう場合がありますが、少し食べられるのならそれは嫌いなものではありません。嫌いなものは少しでも嫌だということをしっかり認識してください。この押し付けで嫌いなものに対してさらに嫌なイメージを植えつけてしまうだけでなく、食べ物をわざと落としたりなど新たな問題が生まれてしまうことが多くあります。
とにかく時間をかけコツコツと。それでも100%はありえない。
小さいときは嫌いだったけど大きくなったら食べられるものもたくさんあります。
とくにピーマンや人参など苦味やくせのある野菜は子どもは苦手です。
それはそれで受け入れてあげましょう。
今日食べれなかったものが一週間や二週間で食べられるようになるはずがありません。毎日のコツコツした努力が結果をうみます。しないよりはしたほうが好き嫌いは減りますが100%なくすのは無理です。これは事実として受け入れてしまいましょう。
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